「いつか 君といった 映画がまた来る 授業を

抜け出して 二人で 出掛けた 」

「雨に 破れかけた 街角のポスターに

 過ぎ去った昔が あざやかに 蘇える 」

車のCDから「いちご白書をもう一度」が流れている

この曲を聴くと 何故か学生時代の出来事が蘇える・・・

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

当時、大学入学したばかりのボクは、見知らぬ土地での
新しい生活に 夢を膨らませていた

ド田舎育ちのボクに福岡は、あまりに都会過ぎて
見るものすべてが 新鮮と驚きで一杯だった

大学へも毎日マジメに通い学生生活を満喫していた
法律を専攻していたので、毎日毎日法律用語と悪戦
苦闘していたのを今でも思い出す。

そんな中、ボクにひそかな楽しみが出来ていた。
100人ほどいた女子学生の中の一人に いつしか
ほのかな恋心を抱いていた・・・
何百人も入る教室の中で 彼女の姿を見つけた日は
何故かその日一日が幸せな気分でいられた

季節は巡り、その年の冬 意外な場所で彼女の姿を
見かけてしまった。

スポーツ好きのボクは、よく友達と天神にある
スポーツセンターにスケートをしに行っていた

その日も、友達と待ち合わせしていたのだが
友達が いくら待っても来ないのでしかたなく
一人でスケート場に行った。
スケートって ただ滑るだけだけど これが
結構、ストレス解消になっていた
音楽に合わせて 何も考えずに滑ってるといつしか
汗を掻くぐらい体が温まってくる

アイスホッケーの選手みたいには滑れないけど
片足だけで滑ったり、バックで滑ったりジャンプを
するぐらいはできていた

いつものように人の間をすり抜けるように滑って
いると なんと彼女が目の前にいた それも一人
ではなく男の子と二人連れで・・・

「やっぱり 彼氏がいるんだ」

彼氏・・・いるだろうなぁ〜と思ってはいたけれど
一緒にいる所を見てしまうと やっぱりショックを
隠せない

ボクのほのかな恋心は、あまりに突然終わってしまった・・・

それから失恋を吹き飛ばすように滑りまくっていた

そのうち、疲れ果てたボクは 帰ろうと思いその場を
後にして スケート靴を脱いで 顔を上げた時、
目の前に彼女が立っていて 目が合った・・・

単なる一つの失恋が 苦悩の始まりだとは
その時のボクに 分かるはずもなかった・・・

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